2007年3月16日金曜日

その祭りにカネと女が舞踊る

昨今の格闘技熱について深夜番組でピーター・バラカンが「古代ローマの栄枯盛衰の流れと同じ」と云っていたが、確かにチャンネルをまわせば血生臭い戯れが眼前に放ろがる昨今。グラディエーターなんてローマ帝国享楽の象徴的な見世物であって、現代も同じ流れと言えばそれまで。しかし、血臭する祭りは奈落以外の何者でも無く、現代に於ける抑圧された世相の反映と言えるのではないか。しかも、それらの祭りにはカネと女が舞踊る。つまり消費が付きまとう。ヘアチェック、高利貸し、コウダクミ、全て女女女女女女女女女女女女、また女。“消費のイコン”として現れ、流される彼女等の姿が痛く物悲しい。何の事は無い、やはり“消費=男”の図式はメディアとしても根強いではないか。こんな地獄絵図・・・もう見たくない。こんな世相・・・シモーヌ・ヴェーユの謌が物悲しく響くだけなのだ。

彼女ら、いや本人も気付いて下さい。
そして、その親も気付いてあげて下さい。
オモチャになる娘を愛を持って、
その身を捧げて擁護してやって下さい。

カネと消費に還元される娘の本当の姿を見てあげてください。
名が知れるとこは、得てして名誉ではないのです。

親も、いや、その親が、理解してください。